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人は体を歪ませてバランスを取る

 人間の体はよくできたもので、外からの強い衝撃があっても、身体を歪ませることによってバランスを保ち、生命を維持します。歩行したり運動したりする時には、下顎の位置を変えてバランスを取っています。左右の足の長さが違うと、ロボットであれば歩けなかったり動きが悪くなったりしますが、人間は体を歪ませることによって歩けるようにします。また、出産時には、産道を通りやすくするために、頭蓋を歪ませコンパクトになって生まれてきます。

体の歪みが起こす問題

 歪みは人間に必要なものですが、それが同じ状態として永続的に残ると、様々な問題を引き起こします。脱臼や骨折はもとより、血流やリンパ流の障害、冷え、炎症、椎間板ヘルニア、下顎が後退し軌道を狭窄することによる免疫力の低下、アレルギー、うつや体調不良など、数え切れないほどの問題を引き起こします。

体の歪みを取って免疫力を改善

 手術後の縫合による引きつれも、体に与える歪みとして無視できません。歪みを作る原因の除去がまずは必要ですが、体に残ってしまっている歪みを取り、免疫力を改善させなければ、治癒が遅くなるのは避けられません。中には、運動で自ら歪みを取る方もいますが、骨格矯正などオステオパシーや高度な噛み合わせの修復技能が必要となるため、正しい知識を持った専門家に依頼した方がいいでしょう。また、出産時の頭蓋の歪みは、通常は回復しますが、中には歪みが残ったままの方もいます。そういう場合は、オステオパシーなどで歪みを解消すると、体の機能が大きく改善する可能性があります。